脚が太く見える原因の一つ!O脚の捉え方

目次
よくある「脚」のお悩み
お客様のお悩みでも、
- 脚だけ痩せない
- ずっと下半身太りが悩み...
- 美脚に憧れる
- 脚を細くしたい
- 太ももが太い
という方は多いのではないでしょうか?
私のサロンも「O・X脚」「下半身太り」が専門にしています。
この記事では特に、「O脚」が脚の太さにつながる原因を紹介します。
そもそも「美脚」とは?
美脚については、根拠のある明確な定義というものはないのですが、美容メディアやモデル養成所などで使われていたものが広まっていっているそうです。
それも、地域や年代によっても特徴があり、近年日本や韓国などは「まっすぐな細い脚」に憧れたり目指したりする方も多いですね。
国際基準としては、
両足を合わせて直立した時に足首(くるぶし)・ふくらはぎの上・ひざ・脚のつけ根の内側 4点がついている状態
という視点がメジャーとのこと。
まっすぐなことは大前提として、メリハリと丸みのある女性らしいラインを美しいと捉えるそうです。
その他の有名な指標として、
【太もも:ふくらはぎ:足首=5:3:2】
【股下比率45%以上】などなど。
美脚の黄金比率として有名ですね。一つの知識としてお客様にお伝えするのに知っておくとよいかと。

他にも、探してみると、Benslimaneという方が、モデルの脚や芸術的な彫像などを独自に分析された研究などがちょっと面白いなと思いました↓
The Benslimane's Artistic Model for Leg Beauty
この中では、
- 足の「直線性」が第一の美的基準であること
- 膝からくるぶしにかけての曲線の分布や、曲線の左右非対称性も美しさに重要であること
- 足の後面のカーブや凸凹の配分が黄金比(フィボナッチ数列や1.618など)に近い可能性があること
などが美脚とされています。英語ですが、気になったら見てみて下さい。
O脚(X脚)が太く見えてしまうのはなぜか
美脚の定義について、どの基準でも「まっすぐであること」が大前提としてとても大切な要素です。
O脚やX脚など、骨格のゆがみがあるとそれだけで美脚から離れてしまうということ。
加えて、そのゆがみが原因で脚は更に太くなりやすくなります。
その順番としては、
1.股関節がねじれる(膝が離れる=O脚 or 膝がくっつく=X脚)
2.股関節につく筋肉がズレて横にでっぱる
3.前から見た時に太く見える
というパターンがとても多いです。
そしてその状態が続くと
4.さらに膝の関節もねじれる
5.太ももの前や外側にどんどん負担がかかっていく→太くなる
6.歩いている時に股関節がうまく使えない→ふくらはぎに負担がかかり太くなる
少し解説していきます↓
股関節のねじれ
日本人の、特に女性はほとんどの方が「内旋(ないせん)」の方向にねじれていることが多いです。これは原因は明らかではないのですが、日本人が昔に着物での生活で内股すり足歩行が美しいとされていた文化も関係していると考えられています。また、そもそも骨格的にも外国の方とは異なり、ねじれやすいのが特徴です。
※骨自体がねじれている「前捻股(ぜんねんこ)」という方も稀にいらっしゃいます。その場合には、無理に直そうとすると逆に股関節に悪影響のため注意。

股関節につく筋肉がズレて横にでっぱる
お尻から股関節についている筋肉や、それについている脂肪が股関節のねじれに伴って外側に移動します。
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そうすると、前から見て太く見えてしまう。脚がまっすぐでないこと + 筋肉や脂肪の移動で”脚が不格好”という印象に。。。
膝もねじれる
股関節がねじれるため、膝もねじれていきます。股関節=大腿骨が内側にねじれると、単純に考えると下腿の骨が外側にねじれやすくなりますね。
また、足首にも注意が必要。股関節が内旋している(目安は膝の向きが内向き)のにつま先がまっすぐ向いているということは、膝と共に足首の関節がねじれている可能性もあります。
結局、脚全体を見る!というのが大切ということなのですが、各関節の「ねじれ」に注目すると、アプローチする方向が明確になってくるのでおすすめです。
筋肉の使い方が変わる
関節がねじれると、本来使われるべき筋肉が使われにくくなり、他の筋肉に負担がかかるようになります。
特に、股関節が内旋してしまうと、通常では股関節の奥の「腸腰筋」や太ももの後ろの「ハムストリングス」などが使われる場面でも、太ももの前「大腿四頭筋」や外側「大腿筋膜張筋」が使われるようになり、どんどん太ももの前や外側が張って太くなっていく。そんなにふくよかではないのに、太ももの”前だけ”張っている・太いというお客様はたまにいらっしゃると思うのですが、股関節の内旋が原因の一つです。
ふくらはぎも太くなる
筋肉の使い方が変わると、特に歩いている時などにも「腸腰筋」が使いにくくなります。
そうすると、ふくらはぎでたくさん蹴り出して負担がかかり、ふくらはぎの疲労や太さにもつながってしまう。
すごい悪循環ですよね。。。
じゃあ、どこから施術する?
ここまで書いてきた通り、原因は「股関節の内旋」であることが多いです。
施術では、負担がかかっている太もも前・太もも外側・ふくらはぎに直接アプローチするのももちろん大切。
ですが、それだけだはまた戻りやすいのが難しいところ。
股関節の「ねじれ」があるな、と分かったら
- 股関節を正しい角度になるように施術 ※大転子(だいてんし)が一番外側にあるかが一つの目安
- 膝のねじれがあれば、それも戻す方向に施術
- 最後にできればお客さまご本人もフィードバック
をすると、施術後の整った脚から、戻りにくい状態が作れます。
参考になれば幸いです。