真美子先生:セラピストの身体の使い方

目次
動画の要約
42歳で異業種からセラピストに転身し、現在は東京・大田区でサロンを営む橋本まみ子さん。最初の1年は毎日欠かさず勉強を続け、3年間の修行を経て独立。ホットストーンとディープティッシューを組み合わせた独自の施術を行っています。
今回の勉強会では、長年の経験から辿り着いた「体の使い方」について、実演を交えながら教えてくださいました。
施術者の体の痛みや疲れ、軽視しないで
指・腰・手首の痛みに悩むセラピストは多い。
腱鞘炎で通院する方も目の当たりにしてきました。
多くのサロンで研修はありますが、「体重を乗せる」とは言われても、体の使い方を詳しく教えているところは少ないです。
感覚がわからないまま、結果的に腕や指の力だけで押してしまっているセラピストがとても多いのが現状。
施術中の身体の使い方の基本は「足」
ポイントは「地面を蹴る力を、背骨を通して腕に伝える」体の使い方。
圧を届かせるのは足の力で、股関節を使って体勢を低く保ち、後ろ足で床を蹴るのが基本です。
その力が体幹を通って手に届きます。強い圧が必要なときは拳や肘をポイントに当て、同じように足を蹴って届かせます。
実践
1. ベッドの高さ
自分の拳がぎりぎり当たるくらいの高さが基準です。高すぎると肩が上がった状態でしか施術できず、体への負担が一気に増えます。お客様の体の厚みに合わせて調整できる電動ベッドが理想的です。
2. 身体の動かし方
腰から曲げるのではなく、股関節を使って体を低くするのが基本。
腕とお客様の体との距離をなるべく保ちながら、後ろ足で床を蹴ります。慣れるまでは大変ですが、スクワットに近い体勢なので下半身の筋力強化にもなります。
これは、実践してみないとなかなか難しい部分。
3. 手と足の使い分け
足が疲れたら手を使う、指が疲れたら足を使う——この切り替えができるようになると、長時間の施術がぐっと楽になります。
120分施術でも、この方法を取り入れてからは疲れ方が大きく変わりました。
施術者が楽だと、お客様にも伝わる
力みなく自然な体の動きで施術していると、それはお客様にも伝わります。逆に、指だけで一生懸命押しているときの緊張感も伝わってしまう。
「包丁も、手に力を入れると上手く切れない。刃の力を使って、手は添えるだけ——施術と同じだと気づいた」という気づきはとても印象的でした。
体感として習得するまでには練習が必要ですが、一度わかってしまえば大きな武器になります。だからこそ、早い段階で正しい土台を身につけることが大切です。
長く続けるために
この体の使い方を続ければ80歳まで現役でいられるかもしれません。
大切なのは、最初の土台。あとはいくらでも応用できます。この業界全体で、体の使い方を最初からちゃんと教える文化になってほしい。
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少人数・実践形式で「体の使い方講座」を開催されています。個々の体勢や力の使い方を見ながら丁寧にフィードバックしてもらえる内容で、オイルセラピストはもちろん、もみほぐしの方にも活かせる内容です。ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。


